2007年07月23日
マエストロのデザイン(2006年)
前年の「盆の船」からガラリと変わり、
昨年(2006年)の『夏休みコンサート』では、
井上道義マエストロから
セルフポートレート風の絵が届きました。

スイカを被った、シンプルで不思議な絵。
流れる線をよく見ると、全体が「夏」という字を表していて、
右下の小さい「夏」の字とコントラストをつくっています。
また、その下の波のような曲線も、
顔面・額の富士山シェイプと追応し、
リズムを醸し出しています。
左下から伸びる線は「2006」を描き、そして顔をよく見ると、
「井上」という文字が。
指揮棒を持っているこの人物は、楽しい夏の思い出を、全身で
表しているようです。
井上さんから、素敵なコメントをいただきました。
紹介します。
T-シャツのデザインは今や誰でもやる。
簡単に自分の家でやる人、写真屋さんで頼む人などもいる。
音楽でもそうだが、誰でも出来るのもので、「ただでもいいから貰ってもらう」のでは
なくて、買ってもらうものとの差はどこにあるのだろう。
バイオリンだってフルートだってハープだって、打楽器だって、
手を振り回すことも、誰にでもできる。
絵が描ければTシャツは作れる。
しかし「アート」であるためにはそこに今までには無かった
客観的な新しさを感じられる理由付け、説明があってこそ、価値を生むらしい。
デザイン画か、ブロマイドのような存在であった、
浮世絵を世界のアートとして知らしめたのは、フランス人であった。
日本ではいまだにそんな、アートに価値を付け加える批評の世界が脆弱だ。
夏にスイカ割りか、海か、富士山だ。音楽もそこにまぜて欲しい。
親父が僕が小さいころ僕をボウズと呼び〈坊主の頭はスイカ頭〉と頭を
撫ぜながら言ったのを思い出した。
頭のかたちが絶壁でないのは寝かせ方ではなくて生みの父親の遺伝だ。
井上道義

photo: K. Miura
新日本フィル・サマーコンサート『みちよし先生の夏休み』
2007年8月19日(日)14:00開演
すみだトリフォニーホール >地図はこちら
チケットのお問い合せ:新日本フィル・チケットボックス
TEL:03-5610-3815 FAX:03-5610-3828
月〜金:10時00分〜18時00分/土:10時00分〜15時00分(日祝休)
▼新日本フィルハーモニー交響楽団webサイト
http://www.njp.or.jp
昨年(2006年)の『夏休みコンサート』では、
井上道義マエストロから
セルフポートレート風の絵が届きました。

スイカを被った、シンプルで不思議な絵。
流れる線をよく見ると、全体が「夏」という字を表していて、
右下の小さい「夏」の字とコントラストをつくっています。
また、その下の波のような曲線も、
顔面・額の富士山シェイプと追応し、
リズムを醸し出しています。
左下から伸びる線は「2006」を描き、そして顔をよく見ると、
「井上」という文字が。
指揮棒を持っているこの人物は、楽しい夏の思い出を、全身で
表しているようです。
井上さんから、素敵なコメントをいただきました。
紹介します。
T-シャツのデザインは今や誰でもやる。
簡単に自分の家でやる人、写真屋さんで頼む人などもいる。
音楽でもそうだが、誰でも出来るのもので、「ただでもいいから貰ってもらう」のでは
なくて、買ってもらうものとの差はどこにあるのだろう。
バイオリンだってフルートだってハープだって、打楽器だって、
手を振り回すことも、誰にでもできる。
絵が描ければTシャツは作れる。
しかし「アート」であるためにはそこに今までには無かった
客観的な新しさを感じられる理由付け、説明があってこそ、価値を生むらしい。
デザイン画か、ブロマイドのような存在であった、
浮世絵を世界のアートとして知らしめたのは、フランス人であった。
日本ではいまだにそんな、アートに価値を付け加える批評の世界が脆弱だ。
夏にスイカ割りか、海か、富士山だ。音楽もそこにまぜて欲しい。
親父が僕が小さいころ僕をボウズと呼び〈坊主の頭はスイカ頭〉と頭を
撫ぜながら言ったのを思い出した。
頭のかたちが絶壁でないのは寝かせ方ではなくて生みの父親の遺伝だ。
井上道義

photo: K. Miura
新日本フィル・サマーコンサート『みちよし先生の夏休み』
2007年8月19日(日)14:00開演すみだトリフォニーホール >地図はこちら
チケットのお問い合せ:新日本フィル・チケットボックス
TEL:03-5610-3815 FAX:03-5610-3828
月〜金:10時00分〜18時00分/土:10時00分〜15時00分(日祝休)
▼新日本フィルハーモニー交響楽団webサイト
http://www.njp.or.jp





